シーケンスというと何となくデジタルな感じのイメージがします。
しかし、そのシーケンスでならす物を実際の楽器や楽器じゃない(音がすればなんでもいい)ものに対して行った場合、なんとも言えないアナログ感が生まれます。
上の動画はその一例ですが、なんでしょうか。とても楽しい生き物的な感じがするのはなぜでしょうか。
たまりません。
どちらもソレノイドという素子を使って実現をしています。(上の写真です。)
ソレノイドとは、簡単いうと可動部(動画だと物にぶつかる部分:プランジャーと呼ばれる)がコイルに包まれていて、そのコイルに電流を流すことで可動部を引いたり、押したりする素子です。いわゆる電磁誘導を使用した素子です。(下の画像)
ソレノイドの種類としては、プル(引く)、プッシュ(押す)など分かれている場合が多いです。(他にもあります)
動画のタイプはプッシュタイプの物を使用していると思われます。
このソレノイドをmidiシーケンス等で自動で制御しています。他に使っているのは、おそらく、マイコンの出力端子にトランジスタを付けて、ソレノイドに電流を流します。ソレノイドに加える電圧は、6V,12V,24Vなどがあり、電流も数アンペアの物があります。そのため使用方法によっては発熱を注意しないといけません。
坂本教授が単独ライブでたまにピアノの自動演奏を行うのを見たことがある方がいるかもしれませんが、あれもソレノイドを使用していると思われます。(たぶん..)