LTspice IV OS Xでオペアンプを登録する方法(マクロモデルの登録)

LTspiceには初期の状態でもオペアンプが登録されています。

しかし、LTspiceはリニアーテクノロジーが開発したシミュレータであるため、リニアーテクノロジーの製品がほとんどです。

そこで、違うメーカーの製品を登録してみます。

ここでは、新日本無線のNJM4580という汎用的なオーディオオペアンプを登録してみます。

まず、NJM4580のマクロモデルを探してくる必要があります。マクロモデルとは、 等価回路で表されたモデルのことです。

以下の新日本無線のホームページからダウンロード可能です。サイトにある”Operational Amplifiers Macromodel”をダウンロードします。

http://semicon.njr.co.jp/jpn/macro/

ダウンロードしたら、zipファイルを回答し、中にあるフォルダでNJM4580のフォルダを探します。その中に”njm4580_2.lib”というファイルがあります。これがマクロモデルになります。

このファイルをLTspiceのライブラリーフォルダにコピーします。

LTspiceのライブラリーフォルダは、Mac osxの場合は以下になります。

HD/Users/user name/Library/Application Support/LTspice/lib/sub
以上で、完了です。
つぎにこのオペアンプを実際にシミュレーションしてみます。
ここでは、手っ取り早くシミュレーションできるようにファイルを用意しました。
以下のファイルをダウンロードしてLTspiceで開いてください。
オープンすると以下の画面が開きます。
ここで、左上にあるアイコンのRunをクリックします。
すると違う画面が開きます。
ここでは、まだ何も波形が表示されません。どの波形をみるかを選択する必要あります。
回路図の画面を再選択し、カーソルをワイヤーの上に持ってきてみてください。そうするとカーソルが赤いプローブに変わるのが分かります。そこでクリックするとそのワイヤーの電圧が表示されます。
以上で、登録されたオペアンプは問題なく使用することができています。
ここでは、マクロモデルを登録するのを目的としたため、このシミュレーションの細かい説明をしていませんが、Web上にwindows版での説明が多く存在していますので、そちらを検索してみてください。
つぎは、トランジスタを登録してみます。

2件のコメント »

  1. [...] オペアンプの追加方法はこちらで紹介しています。 [...]

    ピンバック by LTSPICE IV OSX トランジスタの追加方法 | Analogfeeder — 2013/12/28 @ 18:44

  2. 参考になりました。ありがとうございました。

    ちなみに、NJRのURLが下記に変更になっていました。

    http://www.njr.co.jp/products/semicon/design_support/macro/zip/NJM4580_v1_NewJRC.zip

    デバイス名も、NJM4580_Sになっていました。

    Comment by numeru — 2015/11/15 @ 08:19

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