CNCルーター(Snapmaker 2.0 A350)の導入と実験01

CNCの2台持ちは、なかなか場所をとりますが、実はただでこちらをゲットしました。知り合いが海外に引っ越すため、さすがに持って行けず、どうせならものづくり好きな方に使ってほしいということで、本当にありがたい。

Snapmaker 2.0 A350

3 in 1 (3Dプリンタ、レーザー、CNC)という夢のようなマシンですが、使う前からこれはわかっていましたが、それぞれ切り替えが面倒(3DプリンタのヘッドからCNCのヘッドに変えるのはそこまで面倒ではないけど、ステージ(ホットベッド)を変えたら、またキャリブレーションとかワーク原点とかの設定をやり直さないといけないです。むしろこっちの方がめんどくさい。

なので、一つの機能として使用することを決めておりました。そこで何が良いかを考えていました。まず3Dプリンタはすでにこれ以外に2台(Ender-2, Ender-6)があるので、なし、レーザーは、、刻印しかできない(デフォルトでは)なので、対して用途がなさそうということで、CNC専用として使うことを決めました。なので、題名はCNCルーターとしてのSnapmaker 2.0 A350)にしています。

とはいえ、剛性がないので、金属加工もほぼできません。

ということで、プラスチック(ABS)、アクリル、薄い金属(アルミ)の加工専用機になりました。

まだ改造やアップグレードはしていません。デフォルトのまま使用しています。

まずはABS板の加工です。


写真/動画はABS 3mm厚の板を加工しています。

ABSの切削条件

  • エンドミル : 2mm 2枚刃
  • スピンドル : 6000 rpm (最小)
  • 切込速度 : 1200 mm/min(多分もっと早くできる) 切込深さ : 0.3mm
  • ドライカット
  • CAD/CAM : Autodesk Fusion

ABSですが、注意点は熱です。最初の切込の熱でABSがとけてエンドミルに溶着すると、その後の加工が困難です。そのため、なるべく熱がこもらないようにするのがポイント。

4枚刃より2枚刃 (1枚刃でもOK), スピンドルは遅め、切込スピードは早め。

アルミの薄膜の切削条件

次はアルミの薄膜 0.3mmくらい)の加工です。アルミ缶の表面を切って長方形にしたものを加工しています。

  • エンドミル : 2mm 2枚刃
  • スピンドル : 6000 rpm (最小)
  • 切込速度 : 600 mm/min(多分もっと早くできる) 切込深さ : 0.1mm
  • ドライカット
  • CAD/CAM : Autodesk Fusion

円錐を作りたくこのような形です。

このくらいの加工は綺麗ですので、結構遊べると思います。またER11のコレットなので、ドリルもできます。

SUS304(ステンレス)の加工

こちらは写真なしですが、加工できませんでした。薄い0.3mm厚を加工したのですが、ヘッドが上にずれてしまい、穴が開けれないのとそのまま無理やり続ければ穴は開くんですが、穴が長穴になってしまいました。金属もアルミくらいまでですね。

1件のコメント »

  1. [...] 実はCNCマシンはもう一台あります。 [...]

    ピンバック by CNCルーター(Sable-2015)のアップグレード状況01 | Analogfeeder — 2025/02/08 @ 13:31

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